気密用コンセントカバーとは?スキマをなくす正しい施工方法を解説NJK BLOG

2026.10.30
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新築でも寒い原因のひとつに「コンセントからの漏気」が挙げられます。
漏気を防ぐには、コンセントボックスに気密用のコンセントカバーを設置し、貫通部の穴を埋めて正しい施工方法で壁の気密層と連続させることが重要です。

今回のブログでは、新築や建売住宅の購入を検討している施主が知っておくべき気密用コンセントカバーの必要性や正しい施工方法、誰が設置や処理をするのかを徹底解説します。

気密用コンセントカバーとは?必要性を解説

コンセントの裏側

コンセントの裏側には、コンセントを保護し固定するためのコンセントボックスが設置されています。
コンセントボックスには配線やビスを留めるための穴がいくつもあいているため、穴を塞ぐ処理が必要です。

コンセントカバー

しかし、コンセントボックスの穴をひとつひとつ塞ぐのは非常に手間がかかります。
簡単に気密をとるため、一般的にコンセントの気密専用部材として「気密用コンセントカバー(画像の黄色い部分)」が設置されます。

気密用コンセントカバーを正しく設置することで、コンセントボックスを通して室内からの水蒸気が侵入するのを防いだり、温度差による壁内結露を防止できたりします。

実際にコンセントカバーが正しく施工されているコンセントと、正しく施工されていないコンセントでは、漏気や温度差に以下のような差が出ます。

低気密と高気密のコンセント4分後の熱画像カメラ。低気密は冷気が充満し真っ青に。
参考動画:【高気密高断熱】気密施工の有無でこれだけ変わる【衝撃】

気密用コンセントカバーの正しい施工方法

気密用コンセントカバーはただ設置すればいいというわけではありません。正しく施工できていないと設置していてもスキマ風が発生します。
ここでは、気密用コンセントカバーの正しい施工方法を紹介します。

貫通部のコーキング処理

コンセントボックスから伸びる配線は気密用コンセントカバーを貫通するため、コーキングなどでスキマを埋める処理が必要です。

配線のコーキング例

画像では貫通部がひとつだけですが、電話線やネット回線、テレビ回線がある場合、貫通部は3つや4つに増え、スキマの面積も増えていきます。
家中のコンセントにスキマを作らないためにも、貫通部1本1本の気密処理が重要です。

気密欠損になりうるスキマ

メーカーによってはコーキング不要の気密用コンセントカバーもあります。

気密性能をあまり重視しない工務店やハウスメーカーと契約した場合は、コーキング不要の気密用コンセントカバーを設置してもらうよう提案するのも気密性能を高めるポイントです。

コーキング不要の気密用コンセントカバーなら
バリアーボックスがおすすめ!

バリアーボックス

バリアーボックスの施工例1"バリアーボックスの施工例2

配線の本数にかかわらずコーキング不要で気密がとれるので、工務店やハウスメーカー、電気工事業者の技術に左右されず気密がとりやすくなります。

気密層と連続させるための気密処理

住宅の壁の中にはいくつかの層があり、コンセントボックスは仕上げ材である石膏ボードの外側にある気密層を切り取る形で設置されます。

壁の中にはいくつかの層がある

しかし、気密層が連続していないと途切れた部分が穴となり、そこからスキマ風が発生します。そのため、設置する際には気密層と気密用コンセントカバーのつばの部分を気密テープで密閉するのが正しい施工方法です。

気密層を連続させる際に注意すべきは、気密テープに段差などのスキマを作らないことです。
以下の画像は気密テープで処理されている気密用コンセントカバーですが、気密用コンセントカバーのつばと気密シートの間が空いており、気密テープに段差ができてしまっています。

壁の中にはいくつかの層がある

以下の画像のように段差なく気密テープを貼るのが理想です。

気密層が連続している

気密用コンセントカバーがどのように処理されているのか確認したい人は、工務店やハウスメーカーが開催している構造見学会に参加してチェックしましょう。

構造見学会で見るべきポイントについては以下の動画で詳しく解説中です。

【契約前に必見】気密用コンセントカバーは誰が施工する?

気密用コンセントカバーの施工は、基本的には電気工事業者が行います。
しかし、電気工事業者には断熱や気密などの住宅性能を重視していない会社や知識を持っていない会社も珍しくありません。
気密性能を重視する工務店やハウスメーカーでは、現場責任者や大工が電気工事業者の施工をサポートすることもあります。
しかし、すべての現場で行うわけではないため、電気工事業者に任せきりにしてしまうと配線部分で断熱気密欠損ができてしまうリスクがあります。

気密用コンセントカバーで断熱気密欠損を作らないためには、契約前に以下のポイントを綿密に打ち合わせし、可能な限り書面に残すようにしましょう。

  • 気密性能(C値)を決める
  • コーキング不要の気密部材を利用する
  • 電気工事業者と大工の気密処理の範囲を決める
  • 依頼する工務店やハウスメーカーによって住宅性能が大きく変わるため、しっかりと構造見学会で施工をチェックし、書面で約束を取り交わすことがコンセントからの漏気を防ぐポイントです。

    まとめ

    気密用コンセントカバーは設置するだけではなく、配線の貫通部を塞ぎ、気密層と連続させることが重要です。
    正しく施工できていない気密用コンセントカバーは壁の穴となり、住宅の冷暖房効率低下や、内部結露によるカビや木材の腐敗につながります。

    気密をあまり重視していないハウスメーカーや工務店に依頼する際は、気密のとりやすい気密用コンセントカバー「バリアーボックス」がおすすめです。

    バリアーボックス

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