【天井編】良い工務店を見抜く眼力を伝授NJK BLOG

2020.12.25
お役立ち情報
【天井編】良い工務店を見抜く眼力を伝授
こんにちは、日本住環境 広報部です。

前回「【壁編】良い工務店を見抜く願力を伝授」では、
構造見学会で見るべき壁周りのポイントをお届けしました。

今回は「【天井編】良い工務店を見抜く願力を伝授」をお届けします。


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本日の内容

・断熱材/防湿気密シート
・配線
・ダウンライト
・まとめ


 

断熱材と防湿気密シートの連続を確認

天井も基本的な考え方は壁と同じです。
写真のアルミ蒸着シートが壁の時と同じ防湿気密シートになります。

防湿気密シートにシワやたるみが一切ないような状態で張られていると、
気密がしっかりとれていると考えられます。


(写真提供:株式会社シーズン)
 
次は間仕切り壁と天井の取合い部を見てみましょう。
木の部分と防湿気密シートのつなぎ目が
全て気密テープで処理されていることもポイントです。

この辺りは前回までの記事でも何回もお伝えしてきましたので、
説明は割愛します。




配線の処理を確認する

次は配線が防湿気密シートを貫通している部分を
チェックしましょう。


(写真提供:株式会社シーズン)

この写真ですと天井部分からぶら下がっているのが電気の配線です。

この配線の根元に白いものが付着していますが、
これは簡易発泡ウレタンで配線が貫通している部分を
気密処理しているものです。

この写真のように防湿気密シートを貫通している部分は
全て気密処理をしなければいけません。


住宅において配線は結構な本数があります。
例えば皆さんが今住んでいる住宅で
コンセントボックス、スイッチボックスって結構ありませんか?


各部屋にあると思います。
つまり壁の中にはこういった配線がいっぱいあるということです。


それをひとつ、ひとつこのような形で埋めていかなければいけません。
一本の線は小さな穴ですが、これが何十本も集まると結構な大きさの穴になります。



ちなみに換気のための給気グリルの直径が100㎜あります。

それと変わらないぐらいのスキマになってしまう場合もあるのです。
ですからこの配線は必ず現場発泡ウレタン等で処理がされているか確認して下さい。




ダウンライト周りの処理を確認する

続いてダウンライトです。


スキマ風はスイッチボックスやコンセントボックスであれば、
手の届くところにあるので確認ができます。
しかし天井にあるダウンライトは中々気がつかないポイントです。


弊社では建物の気密測定に行く際は脚立や足場を持って行き、
必ずこのポイントをチェックします。

その経験から言いますと、ダウンライト部分は気密未処理の
ケースが非常に多く、その周りからスキマ風を感じることがあります。


ダウンライトにより気密層が途切れて室内空気が流出すると
冷えている部分で結露が起こる可能性も。

その結露水が電気配線の接続部に触れる恐れもあります。
電気設備の周りの結露というのは非常に怖いですよね。



ではこのスキマをどうやって埋めるのか、
これは構造見学会でしか見られません。





  

上記は実際の現場の写真ですが、
見てもらうと木の箱のようなもの
(通称:断熱気密ボックス)が確認できます。






こういったものを作って、

この中の黒い部分にダウンライトを入れます。


そしてこのグリーンのシートが防湿気密シートになります。
この防湿気密シートも連続して張られていることも確認して下さい。

ダウンライトのところは防湿気密シートの連続が切れやすいポイントです。
写真では防湿気密シートのつなぎ目も全て白い気密テープが貼られています。
このようにスキマが無ければ性能の良い住宅と言えます。






ちなみにこの住宅で使っている断熱材は「吹き込みの断熱材」で、
ブローイングとも呼ばれる断熱施工方法です。

写真ではスキマなく充填されていることが分かります。
使用する断熱材は前回記事でもご紹介した
「袋入りの断熱材」や、「裸の断熱材」でも構いません。
大事なのは断熱と気密が連続しているということです。

構造見学会に参加した際は、この「連続」というキーワードを忘れずに
住宅をチェックするようにして下さい。


以上が天井のポイントになります





 

「良い工務店を見抜く眼力を伝授」のまとめ


さぁいかがだったでしょうか。

「良い工務店を見抜く眼力を伝授」
というお題で構造見学会に参加する際に見るべき
「床、壁、天井」の3つのポイントをお伝えしてきました。


ここで【床編】の時にご紹介した
小屋裏の中の防湿気密シートの張り方を思い出して下さい。



  

今までご説明した構造見学会のポイントを知ってしまうと、
この写真の施工は決して良い施工とは言えないと思います。


防湿気密シートのシワやたるみの他、配管周りも裂けていて、
とても連続しているとは言えません。
スキマ風はこういったところからどんどん入ってきてしまいます。


最後にこの構造見学会に参加する際のポイントを確認しましょう。

まずこの構造見学会は、
必ず断熱・気密の施工が終わった段階でご参加下さい。
それ以前だと、断熱材などが施工されていないため確認ができません。


参加された際はこの記事で見てきたような
「床、壁、天井」のポイントをくまなくチェックしましょう。
断熱と気密は必ず連続していなければいけません。


構造見学会はお施主様が自分の目で見て
住宅の性能を確認できる唯一の方法です。

住宅展示場やオープンハウスなどの完成した住宅の見学会は
全て仕上がった状態になります。


(イメージ:住宅展示場)





(イメージ:構造見学会)


その状態では本当に良い性能の住宅かどうかは、まずわかりません。

自分の目で見て住宅の性能を確認したい。
この工務店は本当に良い性能の住宅を建ててくれるのかチェックしたい。

そういった時は是非この構造見学会をご利用下さい。



ここまで読んでいただきありがとうございました。