【壁編】良い工務店を見抜く眼力を伝授NJK BLOG

2020.12.09
お役立ち情報
【壁編】良い工務店を見抜く眼力を伝授
こんにちは、日本住環境 広報部です。

前回の「【床編】良い工務店を見抜く眼力を伝授」では、
構造見学会で見るべき床周りのポイントをお届けしました。

今回は「【壁編】良い工務店を見抜く眼力を伝授」をお届けします。


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本日の内容

・断熱材/防湿気密シート
壁と床の取り合い
・窓周り、コンセントボックス、スイッチボックス周り




断熱材と防湿気密シートの連続を確認

多く出荷されている袋入り断熱材の場合であれば、
その袋が防湿気密シートの役割を果たします。
そうでない裸断熱の場合は、別張りの防湿気密シートが必要になります。


(綺麗に施工された壁面/写真提供:株式会社シーズン)

上記写真では、ストライプが入ったアルミ箔のような防湿気密シートが壁に
張ってありますが、半透明の物などもあります。

この防湿気密シートですが写真の通り綺麗に張られていればOKです。

たるみやシワがあるとスキマ風が入りやすくなってしまいます。
構造見学会の時は、このように綺麗に張られていて、
ジョイント部にも白い気密テープが貼られていることを確認して下さい。

住宅の中の壁一周、綺麗に防湿気密シートが張られているのが
まず大きなポイントです。





壁と床との取り合い部の連続を確認

ここのジョイントにも必ず気密テープが必要になります。


(綺麗に施工された壁と床の取り合い部/写真提供:株式会社シーズン)

写真のように
壁と床の交差している部分にきちんと防湿気密シートを伸ばして
気密テープが貼られているかを確認して下さい。

これで床、床と壁とのジョイント、壁において
綺麗に気密がとれていることになります。

こうすることでスキマがない住宅にまた一歩近づきます。




窓周りの連続を確認

壁の中もいくつかポイントがあるのでご紹介します。
まずは「窓周り」です。
 

(綺麗に施工された窓周り/写真提供:株式会社シーズン)

窓周りというのはよく見ていただくと、柱の外に出ています。
そうなると気密層が切れてしまうので、
写真のように防湿気密シートを巻き込んだり
スキマを気密テープでとめたりします。

窓周りは防湿気密シートや、気密テープ、気密パッキンなどで
全て覆われている状況を確認して下さい。

木材が出てないこと。

これが窓周りのポイントです。
※シートが半透明の場合、透けて見えるのはOKです




コンセントボックス/スイッチボックスの連続を確認

弊社へのお問い合わせで一番多いのが、
このコンセントボックスやスイッチボックスから
「スキマ風がある」というお問い合わせです。


(コンセントからのスキマ風のイメージ)

24時間換気やレンジフード、もしくはお風呂の換気扇を回した時に
「ちょっと風を感じる」とか「足元が寒いな」と感じたら
まずコンセントボックスやスイッチボックスに手を当ててみて下さい。
スキマ風が入ってくるのを感じられると思います。

このようなスキマ風を防ぐためには
コンセントボックス、スイッチボックス専用の
気密をとる部材を使用する必要があります。


(専用部材で施工された例/写真提供:株式会社シーズン)

構造見学会ではその部材を使っているかを確認して下さい。

そしてまた連続のお話になりますが、
その部材と防湿気密シートがきちんと気密テープで
とめられているかもポイントとなります。



スキマを埋めなかった例
前回記事でもご紹介した、
煙を使ってスキマを特定する検証、通称:フォグ試験です。



コンセントボックスから動画のように煙が
どんどん入ってくるのがわかります。
この煙がスキマ風だと考えれば、
ここに大きなスキマがあることが一目瞭然です。


スキマ風のデメリット
このような住宅では、
冬は居室内にスキマ風が侵入して寒くなってしまいます。
例えば外気が0℃だとして、その風が全部洗面脱衣所の中に入ってきたとします。
そうすると洗面脱衣所が外気の温度にどんどん近くなってしまいます。


(ヒートショックが起きるイメージ)

服を脱ぐ場所が真冬の外気温と同じだと考えると非常に寒いですよね。
そして、脱衣所とお風呂場の温度差によって起こる
ヒートショックなどの悲しい事故を防ぐためにも、
コンセントボックス、スイッチボックスのスキマは必ず埋めましょう。




(交通事故よりも多いヒートショックの死亡率)
※「出典:警察庁HP「平成29 年中の交通事故死亡者数について」、
「厚生労働省科学研究費補助金 入浴中関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究(2014 年)」より」



壁も床と同様、シートや、専用の部材を使った気密層の連続がポイントです。

気密シート、気密テープ、もしくは気密パッキンでも構いません。このような部材が
構造見学会に行った時に、住宅に使われているのならば

その家は間違いなく高気密の住宅と言えると思います。
以上が壁のポイントです



次回は天井編になります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。