新築でもお風呂が寒いのは隠れたスキマと窓が原因!根本的に改善する2つの対策NJK BLOG

2022.06.23
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新築でもお風呂が寒いのは隠れたスキマと窓が原因!根本的に改善する2つの対策

「【切り抜き】1軒屋のお風呂が寒い理由まとめ!まずは○○を確認しよう!」
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こんにちは、日本住環境 広報部(イエのサプリ編集部)です。
このブログでは良い家づくりに必要な情報を丁寧に解説していきます。
これから家を建てたいと考えている一般の方はもちろん、実際に家づくりに携わっている方にも「タメ」になる情報をお届けします。



冬のお風呂や脱衣所を寒いと感じている人は珍しくありません。

株式会社一条工務店のアンケート調査によると、約70%以上の人が脱衣所約59%以上の人が浴室の寒暖差がつらいと回答しました。

お風呂・脱衣所寒い アンケート
(出典元:PRTIMES|「冬の自宅内の寒暖差に関する意識調査」結果を発表 寒い時期に自宅内の寒暖差がつらいと感じる人の割合は約9割 8割近くが自分または家族のヒートショックが心配と感じている)

新築でもお風呂や洗面所が寒くなってしまうのは、見えないところに大きなスキマがあったり、窓から熱が外に逃げてしまったりするからです。

今回のNJKブログでは、お風呂が寒い具体的な原因や対策、新築を建てる前に知ってほしい暖かいお風呂や脱衣所をつくるポイントについて紹介します。



目次  [表示させる]
1.新築でもお風呂や洗面所が寒くなる原因
 1-1.お風呂場の下にある人通口が塞がれていない
 1-2.配管・配線まわりにスキマがあいている
 1-3.性能の低い窓から熱が逃げている
2.寒くても入浴中にお風呂の換気は続けた方がいい?
3.お風呂や脱衣所の寒さを根本的に改善する2つの対策
 3-1.お風呂や脱衣所のスキマを埋める
 3-2.性能の高い内窓をつける
4.【新築検討中の人必見!】暖かいお風呂・洗面所をつくるポイント
 4-1.基礎断熱にして断熱層を途切れさせない
 4-2.窓の性能を上げる・はめ殺しにして開閉できないようにする
 4-3.C値1.0㎠/㎡以下の高気密住宅にする
  4-3-1.【比較】高気密住宅と低気密住宅の温度はこれだけ違う!
5.まとめ|洗面所や浴室や浴室を暖かくしてヒートショックを防止しよう

築でもお風呂や洗面所が寒くなる原因

お風呂・洗面脱衣所が寒い理由

お風呂や洗面所が寒い主な原因は、スキマと窓です。

ここでは、寒くなる原因を具体的に紹介していきます。

風呂場の下にある人通口が塞がれていない

床断熱を採用している家ではお風呂場の下だけ基礎断熱にして、断熱気密層の連続を途切れさせないようにしていることがあります。

その場合よくあるのが、基礎断熱と床断熱の境目につくられた人通口が塞がれておらず、大きなスキマになっているケースです。

お風呂が寒い原因 人通口

浴槽には断熱材が張られていますが、住宅に使われているほどの厚みがなく、浴槽の壁(エプロン)を剥がすと床下が見えてしまうこともあります。

そのため、床下がしっかり断熱処理されていないと、上がってきた外気が浴槽を包み込んで保温効果を下げたり、洗い場へ冷気が流れていき10℃を下回るような寒いお風呂になってしまいます。

管・配線まわりにスキマがあいている

お風呂や脱衣所には多くの配管や配線が通っており、壁や断熱気密層を貫通させた際にできたスキマはしっかり塞がなければいけません。

しかし、寒いと感じる家ではこのスキマの処理が不十分で、知らない間に外気がどんどん入り込んでしまいます。

お風呂・脱衣所が寒い原因 配管配線
▲処理が不十分な家の配管・配線の例

スキマがあるということは、数㎜もしくは数㎝窓を開けているのと同じ状態です

ここを埋めない限りどんな対策をしても、お風呂や脱衣所の寒さを根本的に改善することができません。

能の低い窓から熱が逃げている

お風呂や脱衣所に窓がある場合、窓性能の低さも寒さの原因かもしれません。

窓は熱の流出が住宅内で最も大きく、お風呂の気密性能が高くても窓を通って熱が逃げてしまいます。

開口部の熱流出割合

性能の低い窓とは、サッシがアルミや複合サッシで、ガラスが単板ガラスでできている窓です。

一度お風呂の窓性能を確認してみてください。

くても入浴中にお風呂の換気は続けた方がいい?

お風呂の換気が局所換気で24時間換気の換気設計に含まれていない場合、入浴中に必ずしも換気し続ける必要はありません

スキマの多い家で換気扇を回してしまうと排気された分、給気ガラリやスキマから冷たい風が給気されるため、余計に寒く感じてしまう可能性があります。

そのため、入浴中に寒さを感じるのであれば一度スイッチを止め、お風呂を出た後に換気扇を回すことをおすすめします。

風呂や脱衣所の寒さを根本的に改善する2つの対策

ここでは、お風呂や脱衣所の寒さを根本的に解決する2つの対策を紹介します。

※イエのサプリ編集部では、リカバリーを推奨しているわけではありません。リカバリーをする際は専門家に相談の元、自己責任で実施してください。

風呂や脱衣所のスキマを埋める

お風呂や脱衣所が寒いと感じた場合、電気ストーブや蒸気を使って空間を暖め対処していく人がほとんどだと思います。

しかし、頑張って暖めてもお風呂や脱衣所にスキマがあいていると、冷たい空気が入り込み暖かい空気を押し出してしまいます。

根本的にお風呂や脱衣所の寒さを解決するには、スキマを埋めることが重要です

お風呂場・脱衣所の寒さ対策

スキマになっている場所を1液の発泡ウレタンや気密テープで塞いでいきます。

能の高い内窓をつける

お風呂の寒さ対策 内窓

お風呂に性能の低い窓がある場合は、性能の高い内窓を付けることをおすすめします。

樹脂サッシとLow-Eガラスなどでつくられた浴室用の内窓を使うことで、熱の流出を大幅に防げるでしょう。

ただし、内窓をつけたからといって、完全に結露やカビを防げるわけではありません

二重窓の間の空気層にカビができないよう、こまめな掃除やメンテナンスが必要です。

内窓を設置する際、コーキングしていく必要がありますが、水抜き穴まで塞いでしまわないよう注意しましょう。

どのような窓を設置したらいいかを含め、一度工務店に相談することをおすすめします。

新築検討中の人必見!】暖かいお風呂・洗面所をつくるポイント

新築したばかりでも、お風呂や洗面所が寒い家は残念ながら多くあります。

ただし、新築を建てる際にしっかりポイントを押さえておけば、暖かく快適なお風呂や洗面所をつくれるでしょう。

ここでは、新築する前に知っておいてほしい、暖かいお風呂や洗面所をつくるポイントについて紹介します。

礎断熱にして断熱層を途切れさせない

お風呂場を寒くしないようにするには、断熱気密層を連続させ途切れさせないことが重要です

断熱気密層をとるには、浴槽と壁のスキマを気流止めで塞ぎ、浴槽の断熱層と壁の断熱層を連続させる方法と、洗面所からお風呂場まで基礎断熱にして断熱気密層を連続させる方法があります。

戸建ての家づくり 暖かいお風呂をつくるポイント

この2つのうち、イエのサプリ編集部がおすすめするのは、脱衣洗面所からお風呂場まで基礎断熱にして断熱気密層を連続させる方法です

というのも、浴槽と壁のスキマは40~50㎜程度の幅があり、ホームセンターに売っているような20㎜程度のパッキンでは到底埋められません。

お風呂が寒く成る原因 浴槽とお風呂場の壁の幅

頑張って埋めるとしても、3周ほど巻き付ける必要があり、あまり現実的ではないからです。

基礎断熱についてもっと詳しく知りたい人はコチラお風呂の断熱方法は基礎断熱と床断熱どちらが良い?【Q&A】を参考にしてみてください。

の性能を上げる・はめ殺しにして開閉できないようにする

お風呂に窓をつけないという設計も考えられますが、少しでもいいから明かりが入るようにしたいと考える人もいるでしょう。

窓を設置する場合、最初から性能の高い窓を入れておくことが何よりも重要です。

また、窓を開閉する予定がなく明り取りとして付けたいのであれば、はめ殺しにしておくのをおすすめします。

お風呂場 はめ殺し窓 FIX窓

引き違いなどが必要なくなるので窓にスキマができにくく、コストを下げることができます。

「湿気がこもるんじゃないのか」と疑問に思う人もいると思いますが、基本的に浴室には換気扇をつけるため、心配ありません

窓による断熱についてもっと詳しく知りたい人はコチラ【注文住宅】新築!Ua値0.6なのに1Fが極寒!二重窓にリフォームすれば暖かくなる!?【Q&A】を参考にしてみてください。

C値1.0㎠/㎡以下の高気密住宅にする

お風呂や脱衣所を寒くしないためには、スキマを減らし気密性能を高めることが何よりも重要です。

気密性能は、C値で表され0㎠/㎡に近付くほど気密性能のよい家となります。

日本では気密に関する規定がないため、どの程度のC値を目指すかは完全に工務店任せです。

そのため、工務店が気密を重要視していない場合、気密性能がとても悪い家になる可能性があります

一般的にC値1.0㎠/㎡以下が高気密とされており、イエのサプリではまず1.0㎠/㎡を切り0.5㎠/㎡を目標にしてほしいと考えています。

住宅の気密性能

高気密住宅をつくりたい場合、まず工務店やハウスメーカーに今までのC値について聞いてみてください。

その上で、C値を書面上で約束できるか、気密測定をしてもらえるかを確認してみましょう。

比較】高気密住宅と低気密住宅の温度はこれだけ違う!

高気密の家と言われても今まで寒いお風呂にしか入ったことがない人は、実際にどの程度暖かいのかイメージが沸かないと思います。

実際に高気密住宅と低気密住宅の脱衣所を熱画像で撮影したものがあります。

高気密住宅 低気密住宅 比較

低気密の家を測定した時、外気は8.7℃でしたが、最も寒い場所で3.9℃と外気を下回る数値が出ました。

一方気密性能の高い家では、別の部屋でエアコンを1台運転させているだけで、最低でも16.1℃と外気を上回る温度を維持しています。

気密性能の差は室温に現れます。外よりも寒いお風呂をつくらないためにも、工務店選びを慎重に行いましょう。

とめ|洗面所や浴室を暖かくしてヒートショックを防止しよう

洗面所や浴室を暖かくすることは、住む人の健康や命を守ることにもつながります。

冬場の寒い時期に頻発するヒートショックは、お風呂に入る前と後の温度差により血圧が急上昇・急降下することによって発症し、入浴中の溺死や急死を引き起こす原因の1つです。

スキマを埋め窓性能を上げることで寒さを緩和できれば、ヒートショックの対策にもなります

まずは、家を建てた工務店やハウスメーカーに、問題点の調査や改善ができないか相談してみてください。

これから家を建てる人は、紹介したポイントを踏まえC値1.0㎠/㎡以下の家づくりを目指してみてください。

 

【寒さを根本的に改善させたい人におすすめ】
気密無意識の住宅を丸裸にしてみた!施主の努力で気密性能はどこまで上がる?
 



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